(2004.5.2)
荒島岳に登ってまいりました。
 郡上白鳥から、九頭竜ダムを抜け、登り口の勝原スキー場への道の横にはまだ桜が咲き、高速道路を走ったとは言え、岐阜市内から2時間半ほどしか経っていないのに、季節はひと月近い違いがあります。(玉田佐知子さん記)
※荒島岳(あらしまだけ)は、福井県大野市にある標高1,523mの山で、日本百名山の1つ。
 荒島岳 頂上にて   今村 若松 河崎 玉田   晴れていれば展望良好のはず 360度霧 残念!
 玉田、若松
 河崎、若松  河崎、玉田
下り道での雪渓、ここで落ち着いて昼食。気分の良い処。
美しいブナの森、歩いていると本当に気分が良くなる。コブシも咲いてた。

(玉田佐知子さん記 続き)
 スキー場のスロープをリフトの終点まで40〜50分ほど歩く道のりはよく晴れていたためと、かなり急なひたすらの上り坂でとても暑くて、リフト終点では水分補給のために休憩をしてもらいました。さえぎる物が何もないので、一気に上った成果が見下ろせます。そこから先、笹の中を抜けしばらくはなだらかでしたが、その後はかなり急な坂ばかりで、あの恵那山を思い出しました。中腹を過ぎると、雪渓の雪が溶け出したぬかるみの中を泥をはねながら歩き、そして頂上近くでは雪渓の上を歩きながら濃いガスの中に進んでいきます。頂上は360度のガスの中、強風と寒さに震えながら「長居は無用」と早々に昼食を済ませて降り始めました。

 20〜30分ほど降りたところで又晴れてきて、そこでやっと一服。雪渓の上に半袖姿で腰をおろし、暖かいコーヒーと鮎をいただき、カップ組の私と河崎君はしみじみ幸せを味わったのでした。(河崎君はひとりで山に登ることが多く、カップ持参の習慣がないため今村君のカップを借りました。「カップ持参の幸せ」を河崎君に説明したので、今度の山にはきっと彼はピカピカのカップを持ってくることと思います。)
 しばらく降りると、登りの時には急な坂ばかりにため息が出るほどで、ゆとりが無くて気づかなかったのですが、美しい若葉の大きなブナの木々が見事な姿を見せてくれました。その中に時々可憐なコブシが咲いています。急な勾配の荒島岳、暑さ、寒さ、若葉、雪、いろんな変化を味わうことができました。
 今回は4人だけの山行きでしたが、また皆様どこかの山でご一緒しましょう。
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